先日、不育症の再検査のためにそらを出産した病院へ行きました。
まだ病理の結果も出ていなくて、採血だけの短い時間のはずだったのに……。
待合室で呼ばれるのを待っていると、診察室から赤ちゃんの元気な泣き声が響いてきて。
その瞬間、胸の奥がぎゅっと痛くなって、気づけば涙が止まらなくなっていました。
俯いて隠していたつもりだけど、看護師さんには気づかれてしまって、気を遣わせてしまったなぁ。
あれからもう三か月が経つのに、まだこうして涙が出るんだ。
もう大丈夫だと思っていたけれど、心はそんなに簡単に前に進めるものじゃないんだって感じました。
でも、それでいいのかもしれません。
悲しみは「終わる」ものではなくて、「一緒に生きていく」ものだから。
涙が出るのは、そらのことを忘れていない証拠。
今はただ、ありのままの気持ちを大切にしながら過ごしていこうと思います。

そのまま家に帰る気持ちになれず、立ち寄った公園。
紅葉が始まっているのを見つけて、秋が来たんだなぁと。
待ちに待った出産予定日だったはずの秋。あの子と過ごすはずだった季節が来ているのを実感しました。

 
  
  
  
  

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