『ベビーロス・アウェアネスウィーク(Baby Loss Awareness Week;BLAW)』とは
世間は三連休で賑わっている今日この頃。
毎年10月9日〜15日の1週間は「ベビーロス・アウェアネスウィーク(Baby Loss Awareness Week;BLAW)」と呼ばれています。
これは、流産・死産・新生児死・乳児死などで子どもを亡くした家族を想い、悲しみを共有する期間なんだそうです。
2002年にイギリスで始まった活動で、今では世界中で広がっていて、
最終日の10月15日は「世界子どもを亡くした家族の追悼の日(International Pregnancy and Infant Loss Remembrance Day)」として知られています。
この日の夜19時には、世界中でキャンドルを灯す「Wave of Light(光の波)」という追悼の時間があって、
それぞれの家庭で、天国の赤ちゃんのために1時間キャンドルを灯します🕯️
SNSでも #WaveOfLight や #ベビーロスアウェアネスウィーク のタグでたくさんの光が並ぶみたいです。

画像は赤ちゃんを亡くしたご家族へのグリーフケアの重要性を啓発する 「ピンク&ブルーリボン運動」に取り組んでいるサイトからお借りしました↓
https://pink-and-blue-ribbon.jimdosite.com
この週に込められた想い
この活動の目的は、「子どもを亡くした家族がひとりじゃないことを伝えること」と、
「周囲の理解を広げること」。
まだまだ日本では語りにくいテーマだけど、
この週だけは“話してもいい”空気が生まれて、
その声が誰かの救いになる――そんな願いが込められています。
ベビーロス・アウェアネスウィークを知って
今週がこのベビーロス・アウェアネスウィークでした。
SNSでその言葉を目にして、初めてこのようなイベントがあることを知りました。
“赤ちゃんを亡くしたすべての親を想う一週間”。
その言葉を見ただけで胸がぎゅっとして、思わず涙があふれました。
悲しみの波と「記念日反応」
そしてベビーロス・アウェアネスウィークに関する記事で、「子どもを亡くした親の悲嘆反応」について読みました。
そこには「否認」「絶望」「罪悪感」「怒り」など、私自身が何度も経験した気持ちが並んでいて、
“これ、全部私のことだ”と思いました。
中でも特に「記念日反応」という言葉が印象的でした。
妊娠が分かった日、母子手帳をもらった日、予定日だった日。その妊娠において特別な日は「記念日反応」といって悲嘆が強く表れやすいそうです。
どれも嬉しくて幸せな日だったはずなのに、今はその日が近づくと胸が痛くて、息が詰まります。
でも、それはそれだけ深く愛していた証拠なんだと、最近は少しずつ思えるようになりました。
愛するわが子との死別の悲嘆は、感情の波を繰り返しながら、その波の振れ幅が少しずつ小さくなっていくような経過をたどり、長い時間をかけて少しずつ日常生活に適応できるようになるそうです。
波のように寄せては返す感情
涙が止まらなくなる日もあれば、笑って過ごせる日もあります。
まるで波のように、感情が行ったり来たりする。
そんな自分を責めていたけれど、
「それでいい」「そういうものなんだ」と受け入れられるようになったのは、このような記事だったり、同じような苦しみを抱えて共感してくれる天使ママさん達のおかげです。
前を向くって、笑顔になることだけじゃない。
泣きながらでも、立ち止まりながらでも、
それでも“今日を生きる”ことなんだと思います。
おわりに:同じ空の下で
この一週間、SNSを通じてたくさんの方が大切なわが子を想う言葉を発信していました。
「みんな、空のどこかでつながっているんだな」と感じて、
涙と一緒に少しだけあたたかさがこみ上げました。
私もそらのことを想いながら、この空の下で生きていく。
10月15日は世界中で同じ空を見上げて、同じ光を灯す日。
どこかで同じ想いを抱えている人がいる——そう思うだけで、少しだけ心が軽くなる気がします。

 
  
  
  
  

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