『ポジティブ妊娠レッスン 放生勲著』を読んで気づいたこと

📖 読んだ本

『ポジティブ妊娠レッスン』放生 勲 著


妊活に取り組んでいる方や、これから不妊治療を考えている方にとても参考になる一冊です。


不妊に悩んだらまずやってほしいことや検査、医療機関選びのヒントなどが具体的に簡潔にまとめられていて、どれも根拠を分かりやすく提示してくれていて納得できる内容ばかり。
ふと目に入って読んだ本だったのですが、「もっと早く出会いたかった!不妊治療を始める前に知っておきたかった…!」と思った数少ない本です。

さらに、なかなか触れられない“不妊治療のやめ時”というデリケートなテーマにも踏み込み、考えるきっかけをくれる点も印象的でした。

著者の放生勲先生は内科医ですが、ご自身が不妊治療を経験された方。現在は内科診療のかたわら、「不妊ルーム」を開設し、不妊の悩みを持つ人たちの相談にのっているそうです。決して高度不妊治療を否定することなく、ご自身や患者さんの経験をもとに語られるその視点は、不妊治療を受けてきた私自身もとても納得のいくものでした。

通える距離にいるのならばぜひ一度この先生に診てもらいたい、そう思いました。

特に私が目から鱗だったのは以下の視点です。

ストレスが妊活へ与える影響

ストレスが妊活において悪いことはなんとなく感じていましたが、実際にストレスがあると視床下部という脳の一部にダメージを与え、卵巣や子宮に影響を及ぼすそうです。妊活中でストレスをゼロにすることはとても難しいですが、運動や読書、音楽など趣味を楽しむことでリフレッシュし、自分を甘やかすことも大事なんだなぁと思いました。

💡 AMH(卵巣年齢)の新しい捉え方

私が不妊治療を始めるにあたって測定した際、AMHは1.1と低い値でした。そして、AMHが低い=卵巣年齢が高い=閉経が近い、と焦っていました。
でも、この本には「AMHはホルモン値のひとつで、体のコンディションによって変動する」という説明があり、目から鱗でした。
もちろん年齢相応でないことは確かですが、一喜一憂しなくてもいいと知って、心が少し軽くなりました。

🥚 低刺激法の採卵について

通っているクリニックが採用している低刺激法。
「たくさん採れた方がいいんじゃない?」と思っていた私ですが、この本を読んで理由が腑に落ちました。

  • 卵巣への負担が少なく、卵の質を守りやすい
  • 採れる卵の数は少ないけれど、一つひとつを大事に育てられる
  • 強い刺激は、将来使うはずの卵にも影響がある可能性がある

つまり、“数より質”を優先し、卵巣の中の卵を丁寧に扱う方法なんですね。

Twitterでたくさん採卵できているフォロワーさんを見ると羨ましくてたまらなくて。焦る自分がいたのですが、今の治療法も悪くないんじゃないかって思うことができました。

🌱 感じたこと

妊活はどうしても「最短で結果を出したい」と焦ってしまうけれど、未来の自分の卵も守りながら進めることが大事なんだと感じました。
そらの兄弟に会える日を信じて、焦らずに前に進もうと思います。

ちなみにこちらの本はkindle unlimitedに含まれているので、もしkindle会員でしたら購入の必要なく気軽に読めるのでぜひAmazonの方から読んでみてください↓ ちなみに私は何度も見返したくて紙の本も追加で持ってます(笑)

 

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